料理名から探す人気レシピ
料理名から探す人気レシピをジャンル別に掲載。 クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位
脱マンネリ!!
Cachupa ~ カーボヴェルデ料理 ~ 素朴だけど奥深い、島時間のシチュー
モロコイのような柔らかい風が吹く、カーボヴェルデの島々。そこに漂うのは、じっくり煮込まれた豆とトウモロコシ、キャッサバの甘い香り。塩気のある干し魚やチョリソーが混ざると、途端に香ばしくて温かな香りに変わる。お皿から湯気がふわりと立ちのぼり、スプーンを入れるとごろごろとした根菜と豆が顔をのぞかせる。味は穏やか、でも芯がある。ひとくちで心の奥にぽっと火がともる、そんな一皿。
Laplap ~ バヌアツ料理 ~ 焼きバナナの葉の中に眠る大地のうまみ
開いた瞬間に、ほのかに焦げたバナナの葉の香りが立ち昇る。その中には、タロイモやパンノキをすりつぶしたもちもちの生地が、ココナッツの甘い香りとともに包まれている。蒸し焼きされた食感はふんわりとしていて、指でちぎるとじゅわっと蒸気が逃げる。素朴だけど、どこか神聖。この料理を囲むのはいつも人々の輪で、ひとくちごとに笑顔が広がっていく。
Ema Datshi ~ ブータン料理 ~ チーズと唐辛子の熱烈なラブレター
目の前に現れたのは、赤と白のコントラストが美しいシチュー。ブクブクと煮立つ音の中、青唐辛子の刺激的な香りが鼻に抜ける。その辛さをやさしく包むのは、とろけるようなチーズのコク。見た目はシンプルだけれど、口にすれば脳までびりびりと刺激されるような、情熱的な一皿。寒い高地で体の芯から温めてくれる、ブータンの心そのもの。
Cepelinai ~ リトアニア料理 ~ じゃがいもが主役の重量級ダンプリング
どっしりと皿にのった灰色の楕円形。ひと目で「これは重いぞ」と察するが、ナイフを入れると湯気とともに現れるのは、肉の旨味がぎゅっと詰まったフィリング。外側のすりおろしじゃがいもはもっちり、ねっとり。サワークリームとカリカリベーコンを添えると、一気に酸味と塩気がバランスを取り、食べごたえは満点。北国の冬にぴったりな、腹持ちの良いごちそう。
Shulep ~ ブリヤート共和国料理 ~ 凍てつく大地に沁みるあったかスープ
外の風は痛いほど冷たい。でもテーブルに置かれた深い椀からは、骨付き肉と魚のだしが合わさった豊かな香りがふわり。透明なスープに沈んでいるのは、手打ちの小さな団子とやわらかく煮えた野菜たち。ひとくちすすれば、舌にじんわりと広がる脂の甘みとスモーキーな深さ。これは胃ではなく、魂に届くスープ。寒い地方の人々の知恵が詰まっている。
Ghivetch ~ モルドバ料理 ~ 野菜の甘みと酸味が踊る土鍋ごちそう
オーブンから出てきた瞬間、鼻をくすぐるのは焼けたトマトとパプリカの香り。色とりどりの野菜たちはとろける寸前まで煮込まれていて、ひとさじすくうだけでジュワッと音がする。そこにスプーンでヨーグルトをちょんと落とせば、酸味と甘みが口の中で爆ぜる。驚くほど滋味深く、派手さはないけれど、じわじわと「また食べたい」が積もってくる。
Funge ~ アンゴラ料理 ~ 手でちぎって食べる、白い粘りの主食
一見すると真っ白な団子のようだが、手にとるとぐにっと弾力。キャッサバ粉からできたこのふしぎな粘り気は、初めて触る人には驚きかもしれない。指先でちぎり、熱々のソースにくぐらせる。味はほとんどないが、その無味がかえって肉や野菜の濃い煮込みを引き立てる。手で食べるという行為そのものが、料理との距離をぐっと縮めてくれる。
Mopane Worm Stew ~ ボツワナ料理 ~ 昆虫が主役のたんぱく質ごちそう
パリッと炒られたモパネワームが、ごろりとスープに浮かぶ。見た目に少々ギョッとするが、香ばしいピーナッツソースとスパイスがその先入観を静かに壊す。ひと口かじると、ナッツに似た香りとカリッとした食感、そして淡い旨味がじんわり。見た目に惑わされては損。これは土地の知恵と栄養が詰まった、誇るべき伝統料理。
Masato ~ ペルー・アマゾン料理 ~ 唾液と発酵が生む、村の一体感ドリンク
タピオカ芋を噛んで、発酵させる…最初はびっくりするこの製法。でも、実際に口にしてみると、その優しい甘みととろりとした口あたりに、「ああ、これは人のぬくもりだ」と感じる。手渡されるのはコップじゃなくて、コミュニティそのもの。酵母じゃなくて人が育てた味、というのが何とも尊い。