チャーハン人気レシピ1位「パラパラしない、ベチャベチャする等、失敗いらずの作り方を伝授」つくれぽ1000越クックパット殿堂入/ジャンル,料理別に掲載

チャーハン人気レシピをジャンル別に掲載。 クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位

脱マンネリ!!

Burmese Fried Rice ~ミャンマー料理~香ばしさで包む、朝の定番チャーハン風

香ばしく焦がしたにんにくと玉ねぎの香りが、立ち上る湯気の中にふわりと混ざる。ミャンマーの家庭でよく食べられるこの炒めご飯は、ごくシンプルながら不思議とクセになる。油は控えめ、味付けも優しく、それでいて奥行きがある。素朴で優しい味わいに、どこか懐かしさすら感じてしまう。卵や干しエビが加わることもあり、噛むごとにじんわりとうま味が広がっていく。

Bai Cha Kapi ~カンボジア料理~発酵香るエビの炒めご飯

一口食べた瞬間、ほんのり発酵したエビペーストの香りが口の奥にひろがる。この炒めご飯は、チャーハンとは似て非なる存在。独特なカピの香りがご飯の甘さを引き立て、青唐辛子や生のハーブが全体に爽やかなアクセントを添える。炒めるときに立ち上がる香りは濃密だが、食べてみると意外なほど軽やか。地元の市場近く、屋台の鉄板から聞こえるカリッという音まで想像したくなる。

Khao Pad Sapparod ~タイ料理~パイナップルと炒飯の不思議な出会い

パイナップルをくり抜いた器に入って登場するこのご飯、見た目のインパクトだけじゃない。炒める途中に加えられた果肉が、ほんのりと甘くて柔らかい。ナンプラーの塩気とパイナップルの酸味が絶妙に混ざり合って、まるで南国の風が通り抜けるような爽快感が口の中に広がる。カレー粉をほんの少し加えるのもポイントで、奥行きのある風味があとを引く。

Nasi Goreng ~インドネシア料理~深く甘辛い屋台の香り

香りだけで空腹になる、ごま油にも似た甘くスパイシーな香ばしさ。ナシゴレンはチャーハンと同じ炒めご飯ではあるけれど、そこに濃い色とコクをもたらすのがケチャップマニス。甘辛く絡まった米粒が、口の中でぽろりとほぐれていく感触が心地よい。お好みで目玉焼きを乗せると、黄身のとろみが全体を包み込む。屋台の鉄板の熱と煙が、目の前に浮かぶようだ。

Arroz Chaufa ~ペルー料理~中華が旅したラテンの地で

チャーハンが南米に行ったらこうなるのか、と驚くペルーのアロス・チャウファ。醤油とニンニクの香りに、セロリやパプリカといった野菜の瑞々しさが混ざり、まさに異文化のご飯。中華鍋ではなくフライパンで作られることが多く、火の通り方にもやや優しさがある。食べるたびに、ピリッとした唐辛子や香草がアクセントとなって、最後まで飽きが来ない。

Vagharelo Bhaat ~インド・グジャラート料理~スパイスが踊る残りご飯

スパイスの魔法で残りご飯がごちそうに変わる。インド西部のグジャラート地方では、前の日のご飯をクミンやターメリック、マスタードシードで香り高く炒め直す文化がある。炒めている最中にプチプチとはじけるスパイスの音が心地よく、香りだけでもう満足してしまいそう。豆やじゃがいもが加わることも多く、ダイエット中でも満足できる一皿。

Sinangag ~フィリピン料理~にんにくが主役のシンプル飯

具はない。ただにんにくと油、そして冷えたご飯。それだけなのに、フィリピンのシナンガグはとびきりの存在感を放っている。炒めたにんにくがカリッと香ばしく、噛んだ瞬間にご飯と一体になるあの感覚は唯一無二。卵焼きやフライドチキンを添えると、味わいにリズムが生まれる。余計なものがないからこそ、素材のうま味がじんわりと染み込む。

Nigerian Fried Rice ~ナイジェリア料理~スパイスで染まる西アフリカのご飯

最初に感じるのは、カレー粉とタイムの混ざった濃厚な香り。そしてカラフルな見た目。人参、グリーンピース、赤ピーマン、どれも丁寧に刻まれ、ご飯とともに炒められている。チャーハンのようでいて、全く違う味の輪郭を持っている。ナイジェリアの炒めご飯は、ひとくちごとに異なるスパイスが顔を出し、まるで味の万華鏡を覗いているよう。

Chofan ~ドミニカ共和国料理~カリブ海の風が吹く中華風炒飯

中南米のチャーハン?と驚かれるかもしれないが、ドミニカ共和国のチャファンは中華の技法を取り入れつつ、ローカルの味をしっかり残している。ハムや卵、タマネギを醤油ベースで炒め、時にはバナナチップが添えられることも。炒めているときの香ばしい音が耳に心地よく、ほんのり甘みのあるソースが、旅先で食べたくなる懐かしい味を作り出す。

Kawunga Rice ~ウガンダ料理~土の香りがする田舎の炒めご飯

ウガンダのカウンガライスは、日本のチャーハンとは違い、少しもっちりとした米を低温でじっくり炒めて作られる。地元のスモーク魚や木の実が加わることもあり、土っぽい香りと自然な甘みがじんわりと口に広がっていく。食べていると、どこか炊き込みご飯のような安心感もあり、派手さはないが素朴で落ち着く味。