汁物人気レシピ1位「いつも同じ味噌汁ばかり作ってしまう、そんな貴方に」つくれぽ1000越クックパット殿堂入/ジャンル,料理別に掲載

汁物人気レシピをジャンル別に掲載。 クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位

脱マンネリ!!

Ukhna – モンゴル ~ 羊肉とクミンの風味深い乳白スープ

寒風吹きすさぶ草原を思わせる一杯。骨つき羊肉をじっくり煮込み、乳白色のスープにクミンと胡椒が香り立ちます。口に入れると、柔らかな肉がほろりとほぐれ、脂のコクとスパイスのぴりりが広がります。舌にはわずかな塩気と野菜の甘みが残り、スープ自体は熱々なのに、さらりと飲める軽さも持っているのが特徴。

Tharid – イラク(中東)~ パンとスープのハーモニー

スパイスが薫る肉と野菜の煮込みスープに、ちぎったパンを浸して食べる伝統的な中東の一皿。スープはトマト、ガーリック、シナモンなどが溶け込み、温かくスパイシー。パンが程よく柔らかくなると、噛むごとに味がじゅわり、香ばしいパンの香りと肉の旨味が交差します。食べるリズムはゆったりと心地良く、香りの余韻が長く続きます。

Siso – キルギス ~ 野草と乳清のほっこり薄味スープ

乳製品文化が根づく草原の国で、乳清と野草を使った淡い味の汁物。見た目は淡い緑がかった乳白色。香りは草の匂いと酸味がほのかに混じります。口にすると、しゅわっとした乳酸の感触と野草の青さがほのかに香り、ごく薄味ながら奥行きある滋味が静かに広がります。朝食や軽いランチに、心がほどけるような優しい一杯。

Yesso-gani soup – 韓国(済州島)~ カニのだしが染みる海のフォーカス

真っ先に潮の香りが鼻をくすぐる、済州島の濃厚な蟹スープ。甲羅を割って煮込んだカニの旨味が、透明とはほど遠い深いオレンジ色のスープに溶け込んでいます。口に含むと、ふわりと蟹の甘みが広がり、そこへ海藻やネギの香りが重なる。カニのチュルンと崩れる身も一緒に味わえば、海そのものを飲んでいるような満足感に包まれます。

Tama rashaad – ソマリア ~ スパイス香る豆とトマトのスープ

ソマリアの家庭の昼下がりを思わせる、レンズ豆とトマト、クミンやカルダモンが香るスープ。色は赤茶で、香りはほどよく甘く、スパイスの温かさがじわじわと鼻に届きます。舌に触れると豆のほろりとした舌触り、トマトの酸味とスパイスの混ざり合いが心地よく、パンや平たいチャパティを浸しながら、ゆっくり味わいたくなる一杯。

Mak ā loām – トンガ ~ ココナッツと魚のクリーミースープ

南太平洋の海風を感じる、魚とココナッツミルクのまろやかなスープ。白いスープに淡いオレンジ色の魚の身が浮かび、パパイヤやタロ芋なども一緒に煮込まれています。スプーンで口へと運ぶと、ココナッツの甘みと魚の旨味がさらりと混ざり、トロピカルでありながらほっとする優しさ。海岸沿いの食卓で、風に髪をなびかせながら味わうと最高。

Ewam – ガーナ ~ 茄子と野菜を豆乳で煮込んだスープ

ガーナ西部由来、茄子とタロイモ、野菜を豆乳やヤギ乳で煮込んだ濃厚スープ。紫掛かった色合いで、香りにはほのかな豆と乳の甘み、時折スパイスの刺激。舌触りはやわらかくとろみがあり、一口ごとに野菜と乳の優しいハーモニー。スティック状の芋やパンで掬いながら、じっくり味わう落ち着いた味わい。

Kwarandawa – ブルキナファソ ~ ハーブと雑穀の薬草スープ

アフリカの乾燥地帯から、香草と雑穀を使った薬膳的スープ。緑がかったブラウン色で、ハーブのルバーブやティモール風味がほんのり香ります。雑穀が固まりごとに口に残る粒感、噛むと草の風味とスパイスがじわっと。軽い酸味とハーブのほろ苦さが後を引き、健康的でありながら冒険的な味わい。

Sopa de quinoa – ボリビア ~ キヌアと野菜の滋味あふれる一杯

アンデス山脈の麓から。キヌアの粒が浮かび、ジャガイモ、コリアンダー、チリが彩る淡い黄色のスープ。香りは土の香とハーブ、コリアンダーの爽やかさが穏やかに振り返ります。舌に触れると、キヌアのぷちぷちが弾け、野菜の甘みとスープの丸みが優しく広がります。標高高い場所の冷たい空気の中で飲めば、体も心も温まる一杯。

Lablabi – チュニジア ~ クミン香るひよこ豆スープ

北アフリカ、朝食に食べられるひよこ豆ベースのスープ。一見シンプルですが、クミンやガーリック、唐辛子の香りが立ち上り、ひよこ豆のほくほくとした食感とともに、さっぱりとしつつ深みのある味わい。オリーブオイルとパンを浸しながら食べると、豆の甘みと香辛料のバランスが見事に調和します。