スープ人気レシピ1位「家で作るスープの味がなんか物足りないのは●●が足りないから」つくれぽ1000越クックパット殿堂入/ジャンル,料理別に掲載
スープ人気レシピをジャンル別に掲載。 クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位
脱マンネリ!!
Gaeng Kai Mot Daeng ~ ラオス/タイ ~ アリの卵スープ
これはまさに驚きの一杯。赤いアリの卵がぷちっと弾け、酸味とほのかな苦味がじんわり広がる、まさに自然からの贈り物。レモングラスやタマリンド、チリの香りがふわっと鼻を抜け、ひと口ごとに田舎の空気を感じます。アリの卵自体はタンパク質の粒でありつつ、どこか妙にやさしい甘みすらあり、ご飯と一緒に食べれば滋味深い記憶になります。
Keng No Mai ~ ラオス ~ タケノコと薬草の伝統スープ
ラオスの森の風景そのままの一品。筍、キノコ、オクラ、カボチャなどが透明なヤナン葉の抽出液に泳ぎ、柔らかいもち米粉でとろみをつけています。香りは野性味の中に草や木の香りが濃密に混ざり、食感はしっかりした野菜の切れ味と、とろみのバランスが心地よい。現地の人たちはスープをすすりながら、野山の季節を味わうように静かに楽しんでいるといいます。
Bún ốc ~ ベトナム ~ ハノイ風カタツムリのビーフン入りスープ
ハノイの朝にぴったりな、トマトの酸味が効いたカタツムリスープ。貝に似た小さなカタツムリがぷるぷるとした食感で、ビーフンやトマト、青ねぎとともに赤いスープに浮かんでいます。まず湯気の向こうから香る酸味に惹かれ、食べるとスープの甘酸っぱさと貝の旨味が口中に広がる。軽く箸でつついて、ずるっとすすり上げるように食べるのが現地流。
Halászlé ~ ハンガリー ~ ピリ辛パプリカ香る漁師スープ
ドナウ川やティサ川流域の漁師たちが愛する、燃えるような赤のフィッシュスープ。川魚(特にナマズや鯉)をたっぷり使い、甘くほのかに焦げたパプリカの香りが立ち込めます。おたまをすくうたびスパイスが香り、舌の横で辛味がじんわり広がる。 魚のしっかりした身とオイルのコクが、冷たい風の中でも身を温めてくれる一椀。
Miyan Taushe ~ ナイジェリア(ハウサ族)~ カボチャと豆のスパイシーポタージュ
ハウサ族の食卓に欠かせない、カボチャと豆をベースにした濃厚スープ。葉物のクルクワや香ばしいローカル発酵調味料、香辛料やオニオン、時に肉も加えられて、黄色オレンジの液体に深いコクがただよう。味はやさしいけれど、噛むほどに雑穀や豆の素朴な旨味が広がり、手でスティック状の主食をすくいながら食べると、南の太陽と大地を体で感じられます。
Kharcho ~ ジョージア ~ ラムとご飯とスパイスの重層スープ
コーカサス地方らしい骨太の一杯。ラム肉、ご飯、野菜が、唐辛子やトマト、ガーリックとともに煮込まれ、透明ながら複雑な味わいがあります。サパリという香辛料が効いた香りがふわっと鼻腔に届き、噛むと肉の旨味と米の甘みが溶け出します。スープは濃い目で、パンやフラットブレッドにつけながら食べるのが現地流。
Lagman Soup ~ ウズベキスタン/中央アジア ~ 麺と野菜と肉の香り高いスープ
中央アジアの遊牧文化が詰まった、野菜と羊肉をごろごろ入れたスープ麺。手作りの太め麺が濃厚なスープに絡み、噛むたび野菜の甘みとスパイスがじわっと混じります。スープは肉と野菜のダブル出汁で深みがあり、噛みごたえのある麺をすすりながら食べると、風になびく草原を想像するかのよう。
Chłodnik Litewski ~ リトアニア/ポーランド ~ 冷たいビーツのピンクスープ
ビーツでほんのり染まったピンクのスープは、夏の太陽の中で輝く涼しさを運ぶ。ヨーグルトやケフィアにビーツ、きゅうり、ハーブが混じり、舌に乗せるとシャキシャキ、ひんやり、酸味と甘みがバランスよく広がる。見た目の可愛らしさも手伝って、一口飲むと視界がクリアになるような気分になります。
Żurek ~ ポーランド ~ 発酵ライ麦スープと白ソーセージの健康一杯
ライ麦粉を発酵させて作る酸味のあるスープに、白ソーセージやジャガイモ、ゆで卵を入れた重厚な一皿。酸っぱい香りが爽やかに立ち、ソーセージの脂とスープの酸味が意外に調和。口に含むとほのかな酸味が舌を刺激しながら、スパイシーなソーセージがじゅわっと広がります。寒い季節に体が喜ぶ、伝統的な滋味深いスープ。
Mohinga ~ ミャンマー ~ レモングラス香る魚とヌードルの朝スープ
ミャンマーの朝市で行列ができる、レモングラスと魚の出汁が軸のスープ。細く切られた米の麺がスープに沈み、揚げバナナや玉ねぎを散らして食感を楽しむ。スープをすすると、香草の爽やかさと魚の甘みが重なり、カリッと揚がった具材が音を立てる。朝の活気と屋台のざわめきが、味にも混じり合っています。