パスタ人気レシピ1位「簡単に作れるワンパンパスタから、お店の味本格パスタまで」つくれぽ1000越クックパット殿堂入
パスタ人気レシピをジャンル別に掲載。
クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位
夜、12時過ぎ。
スマホを見ても通知ゼロ。
LINEのトーク履歴は母からの「味噌足りてる?」でストップ。
「いや、足りてるのは味噌じゃなくて、愛です」とか思ってたら、胃の方から「グゥ」と切ない叫び。
冷蔵庫を開けたら、見事に賞味期限ギリのキャベツと、使いかけのベーコンと、そして…乾いたパスタ。
……これは、運命か。
パスタって、いいんです。
一人でも成立するんです。
誰かとシェアしなくても、黙ってても、ちゃんと完成する。
人間関係に比べて、なんとシンプル。なんと誠実。
茹でれば応えてくれる。炒めれば香り立つ。
「見返りを求めない愛」って、パスタのことじゃないですか?
しかも今回は、フライパンひとつでできちゃう「ワンパンパスタ」。
つまり、孤独にも優しい仕様。
「一人なの?はいはい、洗い物少なくしてあげるね」っていう配慮がすでに泣ける。
火をつけて、ベーコンがジューって鳴く。
あの音、まるで「今日もお疲れさま」って言ってくれてるみたい。
キャベツがしんなりしたら、パスタ投入、スープでグツグツ…。
湯気が立ち上るその中に、ちょっとだけ希望を見た気がしました。
味付けは簡単でいいんです。
塩胡椒でも、にんにくチューブでも、めんつゆでも。
「正解」なんてないんです、人生もパスタも。
その時の気分でいい。
涙味でも、ちゃんと味は決まるんです。
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仕上がったパスタは、なんの飾り気もないのに、妙に愛おしい。
テレビをつければ、バラエティ番組で誰かが爆笑してる。
こっちは一人だけど、なんか、いい夜だなって思えたんです。
「泣かないで一人で」。
パスタがそう言ってる気がしたんです。
そして気づけば、お皿は空っぽ。
心も、ちょっとだけあったかくなってました。
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というわけで今回の推しレシピ、
「深夜の孤独をフライパンで煮詰めた、泣かないでワンパンパスタ」。
ぜひ一度、試してみてください。
お皿の中に、答えがあるかもしれません。
(ないかもしれませんけど、それでもおいしいので大丈夫)