ロールキャベツ人気レシピ1位「洋食屋さんのロールキャベツを自宅でも」つくれぽ1000越クックパット殿堂入/ジャンル,料理別に掲載
ロールキャベツ人気レシピをジャンル別に掲載。 クックパットつくれぽ1000越殿堂入り人気1位
脱マンネリ!!
Holubky ~ チェコ・スロバキア料理 ~ キャベツ包みの東欧風ミートロール
チェコやスロバキアで昔から親しまれているHolubkyは、いわば東欧版のロールキャベツ。キャベツの葉に肉とお米を包み、トマトソースでコトコト煮込むシンプルな一皿ですが、その香り立つソースとしんなり甘いキャベツに、どこか懐かしさを感じます。テーブルに並ぶと、家族全員の顔がほころぶような、優しさに包まれた料理。
Sarma ~ 東欧バルカン料理 ~ 発酵キャベツで包むスパイスたっぷりロール
バルカン半島の各国に伝わるSarmaは、ロールキャベツが進化を遂げたような存在。発酵キャベツやぶどうの葉にスパイスの効いた肉を包み、酸味のあるスープでじっくり煮込みます。一口目から、キャベツの強い個性と中身の香辛料がぶつかり合い、口の中で小さな爆発が起こるよう。異国の味ながら、どこか落ち着く不思議な魅力を持ちます。
Kohlrouladen ~ ドイツ ~ 郷土風キャベツ包みの定番家庭料理
ドイツのKohlrouladenは、肉厚なキャベツで包まれたミートロールで、まさに王道のロールキャベツといえる存在。香ばしく焼き目をつけてからブラウンソースで煮込むため、ソースの香ばしさと甘みがじっくり染み込み、口当たりもコク深い。寒い夜にほかほかの状態で頬張ると、体の奥からほっと緩むような温かさが広がります。
Dolma(Kapuska Dolmasi)~ トルコ/アゼルバイジャン ~ キャベツの葉で包む中東の肉詰め
トルコのドルマにも、ロールキャベツを思わせるキャベツ包みがあります。レモンの酸味が効いたトマトベースのソースで煮込まれることで、キャベツの葉がふわっとほどけて、中の詰め物と一体になります。ハーブやスパイスがふんわりと鼻を抜けるたびに、まったく違う文化圏のロールキャベツを食べている気持ちになります。
Holishkes ~ アメリカ(ユダヤ系移民)~ 甘酸っぱいキャベツロール
ユダヤ系移民によってアメリカにもたらされたHolishkesは、甘酸っぱいソースで煮込まれるユニークなロールキャベツ。肉の旨味にほんのりとした砂糖とビネガーのコントラストが合わさり、口に入れた瞬間にじゅわっと温かさが広がります。お祝いの席で出されることも多く、ロールキャベツが持つ家庭料理としての懐の深さを感じます。
Kåldolmar ~ スウェーデン ~ ミントやオールスパイス香る北欧巻きキャベツ
スウェーデンのKåldolmarは、ほんのり甘みとスパイスが効いた、北欧流のロールキャベツ。ミントやオールスパイスを効かせたひき肉をキャベツで包み、優しく煮込むと爽やかな香りが立ちのぼります。スウェーデンではベリージャムを添えて甘酸っぱい味わいをプラスするのが特徴的で、クラシックなロールキャベツとはまた違った一面を見せてくれます。
Golabki ~ ポーランド料理 ~ キャベツと米の重層ロール
ポーランドのGolabki(ゴウォンプキ)は、ロールキャベツの親戚のような存在。ご飯と肉のコンビネーションはまるで日本人の舌にも合うやさしさ。トマトソースの酸味とキャベツの甘みがふんわりと溶け合っていて、素朴で飽きのこない味。お皿の上で湯気を上げる様子に、ほっとするあたたかさが滲みます。
Kåldolmar Estonios ~ エストニア ~ ジャガイモ入りの北欧キャベツ包み
エストニアのロールキャベツは、ひき肉にジャガイモを混ぜ込むのが特徴。焼き目がついたキャベツは香ばしく、ジャガイモのホクホクとした食感が加わることで、シンプルながらも奥行きのある味わいに。北欧のロールキャベツの仲間たちは、それぞれに個性があって興味深い。
Krautrouladen ~ ドイツ南西部 ~ 酢キャベツで煮込む酸っぱいロールキャベツ
南西ドイツのKrautrouladenは、酸味のあるザワークラウトの葉で包む変化球ロールキャベツ。煮込んでいくうちに葉の酸味がまろやかになり、肉の旨味とぶつかるように調和していきます。普通のロールキャベツに慣れていると、初めは驚くかもしれませんが、クセになる爽やかさがあります。
Yaprak Sarma Cabagge Variant ~ キプロス/ギリシャ系 ~ ブドウの葉とキャベツのミックス包み
キプロスでは、ぶどうの葉とキャベツを両方使った巻き料理が存在し、ユニークな形でロールキャベツの進化形ともいえるスタイル。葉の違いで口に広がる風味が微妙に変化し、米とハーブの詰め物とともに食べると、爽やかさとコクが層になって感じられます。地中海の陽射しと風をそのまま閉じ込めたような、贅沢な味わい。