《人気1位・クックパット殿堂入》パイレシピ。つくれぽ1000越ランキング
クックパットで人気のパイレシピをランキング形式で1位から順に詳しく紹介
脱マンネリ!!
Tourtière(カナダ・ケベック)
雪深いケベックの冬にぴったりな、ひき肉入りの温かいミートパイ。シナモンやクローブといったスパイスがほんのり効いていて、じわっと広がる香りがどこか懐かしい。外はサクッと、ナイフを入れるとほかほかの湯気とともにスパイス香る肉汁がとろり。寒い夜にストーブのそばで食べたくなる、心からあたたまる一品。
Kreatopita(ギリシャ)
ギリシャの山岳地帯で食べられている伝統的なミートパイ。フィリングはラムや牛肉にハーブとチーズを混ぜ込んだ濃厚な味わいで、パリパリの生地と一緒に頬張ると、口の中にタイムやオレガノの香りがふわっと広がる。太陽の照りつける昼下がり、冷たい白ワインと一緒に食べたくなるような豊かな香りと旨みが詰まっている。
Flaó(スペイン・イビサ島)
チーズとミントを使った、不思議な甘さを持つデザートパイ。口に運ぶと最初に感じるのは、優しいチーズのコク。そして後からじわじわと広がるミントの清涼感。外の生地はしっかりめのクランチ感で、中のフィリングとの対比がクセになる。見た目は素朴だが、ひとくちでイビサの海風を感じられるような爽やかさを秘めている。
Pastel de Choclo(チリ)
トウモロコシのすりおろしで作られた甘みのある生地を、肉や玉ねぎ、卵、オリーブなどの具にかぶせて焼き上げる、いわば「逆パイ」。外はこんがり、中はジューシー。とうもろこしの自然な甘さが肉の旨みに寄り添い、食べるたびに南米の太陽がよみがえるような陽気さがある。香ばしい焼き目が食欲を刺激する。
Tarte Tatin(フランス)
キャラメリゼしたリンゴを敷き詰め、その上に生地をかぶせて焼き、最後にひっくり返す、フランス生まれの"逆さパイ"。フォークを入れた瞬間、しっとりと煮詰まったリンゴがとろけ、バターと砂糖の濃厚な香りが広がる。カリッと香ばしい生地とのバランスが絶妙で、温かいうちにバニラアイスと一緒に味わうと夢のよう。
Sfiha(レバノン)
レバノン発のミートパイ。開いた状態で焼かれることが多く、小さなピザのような見た目。羊や牛のひき肉にスパイス、レモン果汁、時には松の実を混ぜて焼き上げ、口に入れた瞬間にレモンの酸味と香辛料の香りがぱっと広がる。焼き上がりのサクッとした縁と、しっとりした具のコントラストが心地よい。
Fish Pie(イギリス)
一般的なパイ生地ではなく、上にマッシュポテトを乗せて焼くタイプだが、魚のクリーム煮込みがベースになったその濃厚な味わいは、まぎれもなく"イギリス風パイ"の代表格。香草とミルク、バターが織りなす優しい風味が、寒い日のディナーにぴったり。食卓に置かれると湯気とともに広がる、なんとも安心感のある香り。
Buko Pie(フィリピン)
若いココナッツの果肉をたっぷりと詰め込んだ、南国らしいスイーツパイ。しっとりしたフィリングの中に、ぷるんとしたココナッツの食感が楽しく、噛むたびに甘いジュースのような香りが口の中に広がる。焼き上がったパイの香ばしさと、南国フルーツのやわらかさが混ざり合い、ひと口で夏の島にワープできそうな味わい。
Meat Pie(オーストラリア)
サクサクのパイ生地の中に、こってりとしたミートグレイビーが詰まった、片手で食べられるパイ。食べると、肉汁がじゅわっとあふれ出し、顔をしかめるほど熱いのに止まらない。屋外イベントやスポーツ観戦のお供として親しまれていて、気取らないのに満足度が高い。外のカリカリ、内側のとろみ、その対比が完璧。
Zelnik(北マケドニア)
キャベツやホウレンソウ、時にはリコッタに似たチーズを重ねて巻いた、バルカン半島の郷土パイ。表面はカリッと香ばしく、内側はしっとりとした層が幾重にも重なっていて、カットするとまるで年輪のような美しさ。素朴ながら、どこか洗練された味わいで、朝食や軽食にぴったりの一品。ひと口ごとに、じんわり優しさが広がる。