《人気1位・クックパット殿堂入》生ハムレシピ。つくれぽ1000越ランキング
クックパットで人気の生ハムレシピをランキング形式で1位から順に詳しく紹介
脱マンネリ!!
1. Culatello di Zibello(クラテッロ・ディ・ズィベッロ)– イタリア
生ハムの王様・パルマハムが有名なイタリアだけど、もっと通好みなのがこのクラテッロ。豚のもも肉の中心部だけを使い、霧深いポー川流域で冬の間にゆっくりと熟成させる。切ると中はしっとりと赤く、脂は透けるほど薄く、ふわっとした香りが鼻に抜ける。シンプルなパンと赤ワインだけで、完全な一皿になる。
2. Cecina de León(セシナ・デ・レオン)– スペイン
生ハムと言えば豚を思い浮かべるが、スペイン北部では牛肉を使ったセシナが知られている。牛もも肉を塩漬けにして乾燥・燻製させ、数カ月から1年以上熟成させる。色は深いルビーのようで、噛むと濃厚な旨味がじわじわと滲む。どことなくスモーキーで、チーズやナッツとの相性も抜群。
3. Bresaola(ブレザオラ)– イタリア(ロンバルディア州)
アルプスの麓で生まれた牛肉の生ハム。塩とスパイスでマリネした赤身肉を数カ月乾燥・熟成させる。見た目は非常に赤く、脂がほとんどない。口当たりはなめらかで、ほんのりスパイスが香る。レモン汁とオリーブオイルをかけて、ルッコラと一緒に食べると、軽やかで洗練された味わいに。
4. Basturma(バストゥルマ)– アルメニア
牛肉を塩漬けにし、たっぷりのニンニクとスパイス(パプリカ、フェヌグリーク、クミンなど)で覆って乾燥させた、香りの爆弾のような生ハム。薄切りにすると、香辛料の層がびっしりと縁に付き、噛むたびに複雑な風味が広がる。酒の肴に最高で、濃厚な赤ワインや蒸留酒ともよく合う。
5. Bündnerfleisch(ビュンドナーフライシュ)– スイス
スイス・グラウビュンデン地方の山の空気で熟成される牛肉の干し肉。塩とハーブでマリネし、山間部の乾燥した空気でじっくりと乾燥・熟成させる。歯ごたえはしっかりしていて、噛むほどに凝縮された旨味が出てくる。まるで高級なジャーキーのようで、山小屋で食べるパンとよく合う。
6. Fenalår(フェナロー)– ノルウェー
ノルウェー伝統の塩漬けラム肉の生ハム。羊のもも肉を塩と風に委ねて長期熟成。独特の香りとまろやかな脂が特徴で、噛むと甘味すら感じるほど。少し野性的でクセもあるが、これが北欧の味だと実感する一品。クリスマスや特別な祭りのときによく食べられる。
7. Khlii(クリ)– モロッコ
牛肉をスパイスで味付けして干し、さらに動物性脂で保存するという、モロッコの伝統的な保存肉。生ハムとは異なるが、薄切りでそのまま食べると深いコクと複雑な香りがある。加熱してもおいしいが、塩とスパイスのバランスが絶妙で、そのままでも十分酒肴になる。
8. Elenski But(エレンスキ・ブット)– ブルガリア
ブルガリアの山岳地帯で作られる豚肉の生ハム。大きなもも肉を塩漬けにし、乾燥した冷涼な気候の中で自然熟成させる。発酵の香りがふわっと立ち、独特のコクとやや酸味を帯びた風味がクセになる。地元では薄く切って、ラキア(蒸留酒)とともに楽しまれる。
9. Pastırma(パストゥルマ)– トルコ
バストゥルマと非常に似ているが、トルコではより濃厚な香辛料「チュメン」で覆われる。表面は赤く、内側はワイン色。ニンニク、フェヌグリーク、パプリカなどの香りが強く、パンに挟んでも、チーズと合わせても主役級の風味。熱を加えても美味しく、半熟卵との相性も抜群。
10. Lomo Embuchado(ロモ・エンブチャード)– スペイン
豚ロースを塩漬けにしてパプリカとニンニクでマリネし、腸詰にして乾燥させる。ハムというより"しっとりした干し肉"という食感だが、薄く切ると脂がとろけ、ほんのりスモーキーで濃厚。生ハム好きが次に出会うべきスペインの逸品で、赤ワインが進む進む。