《人気1位・クックパット殿堂入り》パンレシピ。つくれぽ1000越えランキング
クックパットで人気のパンレシピをランキング形式で1位から順に詳しく紹介
~脱マンネリ~
Khobz Mbesses 〜 モーリタニア料理 〜 粗挽きの力強さが香るセモリナパン
アフリカ北西部のモーリタニアで食べられているこのパンは、セモリナ粉のざらついた質感が特徴的。外は香ばしく、中はしっとりと詰まっていて、手で割ると湯気と共に穀物の香りがふわりと立ちのぼる。シンプルなのに、どこか誇り高く、ちょっとミントティーと合わせると、意外なほど調和する。
Taftan 〜 タジキスタン料理 〜 花の香りがするふっくらパン
タジキスタンの家庭や市場でよく見かけるのが、このほんのり甘い「タフタン」。サフランやカルダモン、時にはローズウォーターが生地に練り込まれており、焼き上がるとオーブンから香りが漂い、まるで花畑にいるよう。バターを塗って食べると、口いっぱいに幸福が広がるような不思議な満足感があります。
Kommissbrot 〜 リヒテンシュタイン料理 〜 軍用から生まれた堅実ライ麦パン
小国リヒテンシュタインで受け継がれるこのパンは、もとは保存の効く軍用パンとして作られていたもの。ずっしりと重く、酸味のあるライ麦が口の中で噛み締めるほどに深みを増していく。ジャムやバターと合わせることで硬さがほどけていき、ゆっくり味わう時間が豊かに感じられる、静かなパン。
Lefse 〜 ノルウェー料理(サーミ族地域)〜 じゃがいもと粉のしっとりクレープ風
ノルウェー北部の先住民族サーミの間で食べられてきたこの「レフセ」は、パンというよりも"食べる布"のような薄さ。じゃがいもと小麦粉で練られ、鉄板で焼かれると甘く香ばしい匂いが立ち込める。柔らかく巻けるので、バターやシナモンシュガーを包んで食べると、素朴な甘さが心をほどいてくれる。
Paški Kruh 〜 クロアチア・パグ島料理 〜 海の風が育てた塩味パン
アドリア海に浮かぶパグ島では、風に乗って運ばれる塩がパンにも影響を与えている。このパンは外はバリッと、中はほのかに塩気が効いていて、噛むと海の記憶が口の中に広がるような感覚になる。ハーブ入りのチーズと合わせると、それだけで立派なごちそうになる力を持った一品。
Bannock 〜 グリーンランド料理 〜 極寒で食べる揚げパンのぬくもり
極北の地グリーンランドでは、フライパンで焼く「バノック」が親しまれている。見た目は素朴でも、雪の中で食べるその味は格別。外はカリカリ、中はもちっとしていて、バターがじわっと染みてくる。寒さに凍えた手でちぎると、まだ湯気が立ち昇るそれが、心をゆっくりと解かしてくれる。
Klepperbrot 〜 ルクセンブルク料理 〜 カリッと響く音の楽しさ
「カリッ」とか「コリッ」とか、そんな音を楽しむために存在してるんじゃないかと思えるパン。それがルクセンブルクの「クレッパーブロート」。極薄で硬く焼かれており、噛むたびに歯ごたえが快感に変わる。ワインやチーズとの相性も抜群で、静かな夜にカリカリと音を立てながら食べたいパン。
Qistibi 〜 カラチャイ・チェルケス共和国料理 〜 炙り焼きの平焼きパン
ロシア南部の少数民族地域で食べられている「キスティビ」は、中にマッシュポテトや挽肉を包んで焼くパン。表面が直火で軽く焦げ、焼き目の香ばしさが何よりの魅力。熱いうちにちぎって頬張ると、中からじゅわっと旨味が広がり、ほっぺたまで温かくなるような安心感があります。
Makara 〜 アルバニア料理 〜 紅茶と一緒に食べるハーブパン
アルバニアの小さな村で朝の定番として焼かれている「マカラ」は、タイムやオレガノなどのハーブが練り込まれた香り高いパン。朝の台所に漂うハーブと焼き立ての香りが何とも贅沢で、熱い紅茶と合わせると、それだけで一日が良いものになる予感がします。
Pão Duro 〜 サントメ・プリンシペ料理 〜 固くて素朴な日持ちパン
名前の意味はズバリ「固いパン」。赤道直下の島国で、湿気に耐えながらも保存できるように作られたパン。表面はかたいクラストに包まれ、中はぎゅっと詰まっていて、かじるたびに小麦の風味がダイレクトに伝わる。シンプルだけど、だからこそ忘れられない味になる、不思議なパン。